マイセンの古陶磁器においても最初期にあたる1700年前半に制作された希少な作品である。中型、大型のパコダも貴重だがそれらは19世紀後半に制作されている。これらの小像は香炉の蓋として使われ、口と耳に開けられた穴から香りの煙を逃がした。パコダは日本では七福神の一神で中国の豊饒の神、布袋の描写に基づくとされ、座像で腕を上げた膝の上に置き、左足を下に入れ、耳にピアスをしている。